LESSON CHART
どのようにドラムを学んでいけばいいか?
ドラムの教則本では
ドラムの教則本の大多数はまず、『シングルストローク』を練習させて次に『アクセント』と進むのが多いですね。しかし『アクセント』というのは実は難しいテクニックなのです。ストロークを分解して『4つのストローク』を理解し使い分けるということが必要になってくるのですが、これはどう考えてもいきなりは無理に決まっています。『シングルストローク』から『ダブルストローク』を経て『パラディドル』まで来て初めて止めるストローク『ダウンストローク』を意識するようになるからです。
まあ、ダブルストロークはダウンストロークとアップストロークの連続と考えることもできますが…
話が長くなるので要点だけ、本当に上手くなるには順番が大切ですが、実はあまりその辺は確立されていないのです。 因みに一番最初に触れるのは『シングルストローク』ですが一番難しいのも『シングルストローク』なのです。
リズムの取り方、感じ方
なかなか、教えてくれるとこはありません。残念ながら…ですが、感じ方、捉え方、考え方、練習の仕方、数え方などなど 独自でやってると こういうとこはだいたい育っていかない傾向があるようです。
メトロノームなんかただ使えばいい思ってる人が多いようですが、そんな乱暴なものではありません。
使い方も間違えるとあまり効果は出ません。
実戦的なレッスンも多い
実際に他の楽器とのアンサンブルを通してでないと学べないことも多いのです。気をつけないと音楽とは真逆の方向に行ってしまってるドラマーを見かけます。当スクールでは、ドラムだけではなく音楽全般のことも学んでいきます。そして現在ドラマーにはそういった音楽的なことが多く求められる傾向にあります。
一番の敵は思い込み
やればやるほど感じることなのですが、例えば『指が早く動けば早く叩ける』と思いますよね では『指を早く動かせるように鍛えよう!』と…。意味ないわけではありませんが、これではほぼ効果はすぐに頭打ちとなるでしょう。ではどうしたら良いか?
ここだけの話ですが、当スクールでは最初は『指を使うよう』に教えます。でも上手くなって来て数年後ぐらいに今度は『指を使うな!』と教える段階もあります。そうなんか嘘を教えてるようなものですね〜。そうなのです。でも、こうすればこうなるとか、ここはこうやって〜とかそんなに簡単なものではないのですよ。理屈なんかある意味通用しなかったりもします。それはなぜ?
例えば机の上の鉛筆を取ってください……..
『はい、どの指をどのように動かして鉛筆を取りましたか???』
実は指を含めた手の動かし方などは複雑すぎて今の科学でもおっつかないものらしいです そんなものに対して自分の持っている理屈で対応しても結果は明らかですね。大切なのはその段階段階に応じて適切な『多くの奏法を学ぶ』が一番と考えます。
『強く叩けば大きな音が出る』『リズムはみんなで合わせるもの』…などもみんな思い込み
ドラマーになるための道のり
ルーディメント とAll American Drummer
ルーディメント を覚えれば上手くなる!そう思ってませんか?(ルーディメント とは語学で言えば『単語』みたいなものです。ルーディメント とは言うなればもともとマーチなどの曲があってその一部分を切り出して練習しましょうみたいなものです。その曲をまるで無視してる人がいかに多いか。
当スクールでは『All American Drummer』という本をやります。この手の練習は避けては通れない道です。ですが、これもやり方を間違えると効果が半減していきます。この本を通していろいろ学んでいきます。『やったことあるからー』なんて言ってるようではまだまだですね〜。
Swingと8beat
当スクールではロック系であろうがフージョン系であろうがジャズから学んでいきます。初めのうちはロック系とジャズ系の演奏を分けてやっていくでしょう。なかなかジャズで学んだことがロックに活かせなくて悩みます。ですがある時からロックもジャズもその他の音楽も境がなくなる日が来ます。しかし相当先です覚悟しておいたほうが良いです。苦しい時ですが頑張るしかありません。が、そのとき自分のドラムが根本から変わっていることに気がつくでしょう!
なぜジャズから?その問いの答えはこのページのどこかに書いてあります。
レベルの分け方
TK Drum schoolでは、①初級/②中級/③上級の3レベルを正しく見極めることに細心の注意を払っています。自己流や間違った捉え方が原因で、ある日とつぜん「超えられない壁」が現れてしまい、挫折をする方がとても多いのです。
初級(切紙)
ひとつの基本技術を、ひとつの「まる」と考えます。
始めは小さかった「まる」は、技術が身につくと大きくなります。
たとえば
基本技術
「3連符」
のまる
初級で必要な技術のうちの10種。
他にもありますが、とりあえず。基本技術です。ひとつひとつの「まる」を練習して大きくしましょう。
1、左足のHH
2、シンバルレガート
3、3連符
4、左手SD
5、チェンジアップ
6、BossaNova
7、初めてのSolo
8、ダブルストローク
9、JazzとSoloの基本
10、?????
上達の限界を感じていたはずなのに、技術同士が共鳴し合うことで未知の成長がはじまります。個々の技術がひとつにまとまってゆく感覚。これが中級の世界です。※考え方のイメージ図です。下記イメージ図のような位置関係になるわけではありません。
中級(目録)
初級10種が身体にしみこむと、技術の「共鳴」がはじまります。
技術同士の関連性が見えてくる=共鳴しあい さらなる成長がはじまります。
個々の技術が繋がっていく感覚。これが中級の世界です。
※考え方のイメージ図です。下記イメージ図のような位置関係になるわけではありません。ましてや平面ではありません。
1、5ストロークロール
2、実演とアンサンブル
4、Solo part-2
3、ブラシの基本
9、?????
5、左手を自由に
8、4種類の3連符
7、シンバルレガート再確認
6、パラディドル
10、マーチのソロ曲をやるにあたって
(別系統が生まれる)
共鳴がすすむと重なりが生まれます。この重なった部分こそが中級とは別次元の領域。上級の世界です。※考え方のイメージ図です。下記の組み合わせ通りになるわけではありません。
この重なった領域が上級の世界です。
この重なった領域で学ぶことは以下のとおりです。重なりが多いところほど難易度は上がります。
上級(印可)
ひとつ上の次元へ
ひとつにまとまりながら共鳴がすすむと、技術同士に重なりが生まれます。
この重なった部分こそが中級とは別次元の領域。上級の世界です。
※考え方のイメージ図です。下記の組み合わせ通りになるわけではありません。
8、Fast Tempo
11、ストーンキラーと
11、バランスエクササイズ
10、コンビネーション
14、マーチSolo曲
1、アフロキューバン
2、?????
3、色々なLatin
4、フラム
12、?????
5、Solo part-3
6、アクセント
7、知らない曲でも
13、?????
9、はじめてのFree Solo
ボサノバが好き、ロックが好き、ジャズが好き、etc...。この域に入ると自分が好きなジャンルや、得意なジャンルが見えてきます。「得意なこと(他の人よりできちゃうこと)」「憧れている世界感」「周りから必要とされること」この3つはドラムでもビジネスでも共通する考え方です。Hiクラスでは「得意なこと」をベースに「憧れていること」を増やしてゆきます。
Hiクラス(免許)
現代のドラム
ラテン、ロック、スウィング、etc...
このころになると自分が好きなジャンルや、得意なジャンルが増えてきているでしょう。
さらに色々なジャンルを勉強し増やしていきます。そしてそれらを自分なりに他のジャンルと混ぜていきます。
どんどんと進化していくと思います。
なぜだかわかりますか?実は音楽自体もそうやって進化していったのです。
何も特別なことをやってるわけでもありません。音楽の進化と同じ道をたどってきているのです。
なぜジャズからやっていくか?この問いの答えもそれです。
音楽自体の進化の道のりをある程度なぞっていってるワケです。
1、?????
現状(ベース部分)
オリジナリティ・センス
6、Very Fast Tempo
7、?????
2、?????
4、サンバ
3、バラード
8、?????
5、3拍子
Sクラス(皆伝)
必要とされるドラマーへ
「ぶっつけ本番ロックの代役さがしてるんだけど...」「手数少なく空間的に!」「元は打ち込みなんだけどこんな感じで…」
あらゆるむちゃぶりをされますドラマーでなくても
ただ応えられるだけではなく、あなたのオリジナリティも必要とされる世界です。
表現力とは複雑なフレーズからくるものではないのです。
トーンなどの音のコントロール、その時その時にあったフレージング、例えばスピードではなくスピード感、スリル感。
あげればきりがない。
ですが、ありとあらゆるものを総動員させましょう。
演奏の相乗効果は偶然発生させるものだけではありません。
言葉にすると嫌な感じがする人もいるかもしれませんが、先を常に読んでいます。予測している。
予定調和になる時、交差する時様々ですが、そこを楽しむようにならねば。
Sクラスで学ぶ技術
1、?????
2、モーラー
3、?????
4、?????
5、?????
自分流のロックだとこんなバランスかな?得意なテクニックをフルに披露しちゃおう!
今日は音楽教室の発表会でバックバンドのお仕事。ジャズ系が多いみたいだね。
演歌中心のカラオケ大会でバックバンドを担当。時には自分らしさは使わないことも。
複合的な要素が重なって生まれる青い部分は、もはや言葉のみで伝授することが困難な領域。レッスンを通して見極めた得意分野をベースに、あなたらしさを引き出してゆきます。Sクラスまでこれたことに誇りをもって、プロのテクニックを獲得しましょう。
「ロックの代役さがしてるんだけど...」「今夜はジャズで楽しんでもらおう!」「バラード系できる?」あらゆるむちゃぶりをされる世界が存在します。そう、プロの世界です。ただ応えられるだけではなく、あなたのオリジナリティも必要とされる世界です。料理人の話を思い出してみてください。「塩分控えめの料理をお願いしたい。」「食感が楽しいコースメニューできる?」あらゆる要素を組み合わせ、あなたにしかできない料理を提供するのです。もはやプロの世界では、技術同士の相乗効果は偶然発生させるものではありません。プロにもとめられること。それは、相乗効果すらも予見・支配できるようになることなのです。
黄色いまる:得意なことやセンスを褒められるところ(素質・ベース)